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ボンボンショコラの楽しみ方
「ボンボンショコラ」の楽しみ方についてご紹介します。
①デザインを楽しむ
②カタチを楽しむ
③カットして味を想像する
④食べる
などと、ショコラをじっくり堪能することで、それぞれのショコラティエのチョコレートの違いがわかり、自分の好みもわかってきます。
そうすると、さらにチョコレートの世界が広がります。
「ボンボンショコラ」と聞いて、思い浮かぶもの
「ボンボンショコラ」と言うと、何が思い浮かびますか?
ウイスキーボンボンは…
「ボンボンショコラ」と、聞くと日本人は、「ウイスキーボンボン」をイメージする方が多くいますが、「ボンボンショコラ」は、ひと口サイズのショコラにフィリング(詰め物)が入ったもののことを言います。
(写真:ジャン=ポール・エヴァンのボンボンショコラ)
つまり、「ウイスキーボンボン」は、ひと口サイズのチョコレートの中に、
「ウイスキーボンボン」のイメージが強いせいで、「ボンボンショコラ」と言うと、お酒の瓶のような形をしたものを思い浮かべてしまいますが、実際は、「ボンボンショコラ」の形はさまざまです。
▽こちらは、『カカオサンパカ』の「ラズベリー」
▽『デルレイ』のダイヤ型のショコラも人気です。
斬新な形の「ボンボンショコラ」もあります。
最近で言うと、『ショコ オ キャレ』のキューブ型のチョコレート。
こちらは。ルービックキューブからコンセプトの着想を得ています。
フランスでは、四角い「ボンボンショコラ」は、先にガナッシュを作り、後からコーティングする方法が主流ですが、『ショコオキャレ』の場合は、ガナッシュやキャラメルがとても滑らかで柔らかかったため、キューブの型に、先にチョコレートを流して、外側のシェルを先に作る方法をとっています。
(※ここで紹介したチョコレートは、一番下にリンクを貼っています。後でじっくり読んでみてください。)
中に入っているフィリング(詰め物)は、味わってみるまでわからない楽しさがあります。
例えば、同じハートでも、全然違います。
▽『デルレイ』の「レッドハートダーク」
▽カットしてみると、このようになっています。
コーティングがたまたまはずれてしまったので、
中を見てみると、
中はこんな風になってるんだぁ!
と、小さな発見があったりします。
▽こちらは、『ピエール・マルコリーニ』の「クール フランボワーズ」。
カットしてみたら、ホワイトチョコレートが入っているという驚き。
食べてみると、口に入れた瞬間からすぐにカシスの香りがぼわっと広がります。
カシスの酸味とホワイトチョコレートの甘みがうまく一体化して滑らかに溶ける。まるで甘酸っぱい恋の味。
ホワイトチョコレートというと、こちらも。
『レダラッハ』のアソートには、ハニービーというハチをモチーフにしたショコラがはいっていますが、
こちらにもハートのショコラが。
ひっくり返すと、ホワイトコーティングされているのが、わかります。
全体にコーティングされているというところが、『ピエール・マルコリーニ』の「クール フランボワーズ」とは、少々違います。
▽こちらは、『ジャン=ポール・エヴァン』の「クール レ ルージュ」です。
中にナッツが入っているのがわかります。
食べてみると、はじめは、シャリシャリとした食感がしますが、中のチョコが溶けだしてナッツがどんどん覆われていく感じです。
ティムットペッパーが入っていて、独特の風味がします。
エヴァン氏は、このティムットペッパーを好んでよく使います。さわやかで酸味もあって、合わせる素材の風味を引き立ててくれます。
▽こちらは、『ブノワ・ニアン』の「ピンク ハート」。
ローストしたココナッツが小さく砕かれて入っていて、ジャリジャリした食感が面白い。
見る → カットする → 想像する→食べる
の過程を楽しむのも面白いです。
「ガナッシュ」について
フィリング(詰め物)の代表的なものが、「ガナッシュ」と「プラリネ」です。
「ガナッシュ」は、ショコラに生クリームや牛乳、果汁など液体を溶かし込むように加えて、乳化させた口溶けの良いショコラのことです。
▽例えば、こちらの『ジャン=ポール・エヴァン』の「トロワ オランジュ」
こちらは、香り高いオレンジ風味のビターチョコレートガナッシュです。
▽こちらは、『ピエール・マルコリーニ』の「グラン・クリュ」です。
マルコリーニの、こだわりのカカオを最良のバランスでブレンドしたビターガナッシュ。
口に入れた途端、カカオの美味しさが鼻筋を通って頭まで染み渡る!
「一粒でここまで脳みそを刺激するとは!」と、衝撃の体験をしました。
また、「トリュフ」は、センターに「ガナッシュ」を入れて、フランスの高級キノコで知られる「トリュフ」に見立てたショコラです。
(▽『イヴァン・バレンティン』のトリュフ)
ココアパウダーがまぶされていますが、あれはトリュフを土から掘り出した時のイメージを演出しているんだとか。
また、「ガナッシュ」だけで食べられるように加工したものが、いわゆる「生チョコレート」です。
「生チョコ」も、ものによって、全然違う食感や味が楽しめます。
「プラリネ」について
「プラリネ」は、砂糖をキャラメル状にしたものと、ローストしたアーモンドやヘーゼルナッツを混ぜ合わせてペースト状にしたものを、溶かしたショコラに混ぜたものです。
ローストの具合で、香ばしさが変わってきます。
また、ナッツの大きさや粗さ、キャラメルの硬さなどによって、ザクザクとかシャリシャリだとか、ソフトな感じなのか、あるいは、カリッなのかカリカリなのかなどかなどと、食感の違いが生まれます。
その具合は、それぞれのショコラティエの技術や、考えに反映されてつくられるので、ブランドによって味の違いが、私たちにショコラを味わう楽しさを教えてくれます。
▽こちらは、『ル・ショコラ・アラン デュカス』の「デクヴェルト」。
▽こちらは、高さがある、細長いショコラ「ノワゼット」です。
上段と、下段が違う構造になっています。
ザクザクとした食感がしますが、噛めば噛むほど香ばしい。
下段はヘーゼルナッツで、ビターチョコで丸くおさまります。
ヘーゼルナッツの香ばしさとチョコのほろ苦さが混ざり合い、絶妙なおいしさです。
▽こちらは、「アマンド」。
表面がゴツゴツしていてアーモンドだとすぐにわかります。
上部には、白いアーモンドが、見えます。
こちらも、食感がザクザクで、それはまるで、パフを食べているかのようですが、知らぬ間に、口の中でチョコレートが溶けます。
頭のてっぺんまで広がるナッツの味。おいしい一粒です。
▽こちらは、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』の2019年のバレンタイン限定の「ヴェルティージュ ショコラ」。
▽「ア ラ フォリ プラリネ -狂おしいほど-」という名のプラリネです。
こちらも面白い食感でした。
ヘーゼルナッツとアーモンドをたっぷり使った、昔ながらのとびきりリッチな味わいのプラリネです。
「口の中が洗濯機みた~い」と表現するほど、ザクザクじゃりじゃりの食感が楽しめました。
とってもクリーミ~!なチョコレートの中に、細かく砕いたナッツとキャラメルが、渦巻くように口の中を駆け巡ります。
『ショコ オ キャレ』のプラリネも、印象的でした。
▽こちらは、ピーカンナッツのプラリネ
シャリシャリっとした食感がし、滑らかなチョコが後から追いかけてきて、覆ってしまいます。
食感が楽しくて、最後に塩気がきて、さっぱりしています。
大ぶりなのにしつこくない。しっかりローストして、ナッツのおいしさを引き出したプラリネです。
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ボンボンショコラの企画@阪急うめだ本店
阪急うめだ本店で開催されているチョコの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」で、面白い企画が行われています。
「バレンタインチョコレート博覧会」では、毎年、会場内でいくつかのテーマごとに、エリアを設け、それぞれのテーマに合わせたチョコの楽しみ方を提案しています。
その中でも、とりわけ面白いと感じるのが、「ワールドチョコレート」のコーナー。
(▽こちらは、2019年の様子)
毎年、様々な切り口でチョコレートの知識を深めることができます。
美術館みたいにチョコレートの歴史が楽しめたりと充実した内容です。
チョコレートを買うのもいいけど、チョコレートについてもっと知りたいという方にぴったりのコーナーです。
2019年は、『ノイハウス』が日本に再上陸したということが話題になりました。
▽阪急うめだ本店でも、このように『ノイハウス』の歴史などが展示されていました。
2020年は、「ワールドチョコレートライブラリー」と題して、
「~ボンボンショコラを解き明かす~」というテーマで、ボンボンショコラについてフォーカスした企画になっています。
9階 阪急うめだギャラリーで開催されています。
あらためてボンボンショコラのことに注目して、魅力を再発見していこうということです。
ボンボンショコラの楽しみ方
「ボンボンショコラ」の楽しみ方を、いくつか提案してみましょう。
見た目を楽しむ
これは、「ボンボンショコラ」に限らず、チョコレート全般に言えることですが、味も大事ですが、やっぱり見た目も大事。
チョコレートは、それぞれのショコラティエが、様々な想いや、インスピレーションを表現した作品のようなものでもあります。
「人は見た目が9割」という本が話題になりましたが、
「チョコレートも見た目が9割」と言ってもいいかもしれません。
それくらい、見た目のデザインというのは、チョコレートの大切な要素です。
まずは、ショコラをじっと眺めて外側の色や形などのデザインを楽しみます。
模様などが描かれていたりするので、「どんな想いでこのデザインにしたのか?」などと考えるのも、ショコラの楽しみ方の一つです。
▽こちらは、『アンリ・ルルー』の「ダマス」というショコラです。
2019年の地中海をイメージしたアソートに入っているショコラですが、
シリアの首都ダマスカスをイメージして作られています。
『アンリ・ルルー』のショコラは、基本大胆な色を使っていないのですが、1つくらい色を入れてもいいかなというシェフのジュリアン氏の遊び心からきています。
▽こちらは、「リマ」という名のショコラ。
真ん中が赤い線の模様が入っていますが、これは、ジュリアン氏が、このカカオを食べた時の印象からデザインされたそうです。
『カカオサンパカ』の「レジェンダ」のショコラのデザインも面白いです。
▽こちらのアソートは、希少なカカオで作られたショコラが入っているのですが、チョコレートのデザインが面白い。
▽こちらは、ショコヌスコ®[王のカカオ/メキシコ]
メキシコ・チアパス産レアルクリオロ種で、アステカ王が愛したという幻のカカオです。そのため、「王のカカオ」と呼ばれています。
模様の本当の意味は、ショコラティエの説明を聞くしか知る方法はないのですが、勝手に想像するのも面白いものです。
例えば、このショコラで言うと、
左の羽のような模様は、マヤ文字でCAを表していて、その横に、顔みたいなのがあるから、CA+顔=カカオ?
などとめちゃくちゃなことをこじつけてみたり。
▽こちらの、リオ セコ[マヤンレッド/ホンジュラス]は、
伊万里焼のコレククターに人気の、逆蛸(ぎゃくたこ)みたいにも、見えてきます。
絵柄だけではありません。
形も美しいものがたくさんあります。
こちらは、大阪のショコラティエとして人気の『エクチュア』の2代目、植松真央氏のバレンタインの時期だけ登場する『Cru de M (クリュ デュ エム) 』のボンボンショコラです。
ワインで有名なフジマル醸造所の藤丸智史氏とのコラボレーションでつくられたショコラです。
見ているだけで、うっとりしてしまいます。
ボンボンショコラのデコールも、楽しみましょう。
▽こちらは、『エスコヤマ』の「ススム・コヤマズ チョコロジー2016」です。
大人の男性に贈りたいを思わせた、素敵なアソートでした。
▽こちらは、「No.1 醤油ヌーヴォー」で、日本の伝統的な調味料「醤油」を使ったショコラです。
醤油が垂れているようなデコールが面白いです。
▽こちらは、「No.4 奈良漬プラリネ」です。右端に、ちょこんと白いデコールが施されています。
これは、上から抜き取られた大根がチョコレートへ溶け込んでくようなイメージのデザインなんだとか。
▽こちらは、『ジャン=ポール・エヴァン』のベネズエラ産カカオを使用したビターチョコレートガナッシュ「ノワゼット」です。
上部からサッと、筆をなでおろしたような刷毛目(はけめ)のようなデコールが美しい♡
▽こちらの『LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)』の「陰翳礼讃 (いんえい らいさん)」も、素敵でした!
「陰翳礼讃」をコンセプトに、光と陰の持つ日本の美意識を味覚にも取り入れ、カカオの闇に隠された深い味わいを、和をもって世界に広めています。
▽「陰翳礼讃」の陰(いん)を表現したチョコ
▽翳(えい)
▽礼(らい)
そして、こちらは讃(さん)です。
味も大変、素晴らしいのですが、ショコラで人を感動させるには、デザインも重要だということを、改めて教えてくれたアソートでした。
カットしてみる
ひと口サイズの「ボンボンショコラ」ですが、ひと口で食べてしまうのは、正直惜しい。
例えば、「ブノワ・ニアン」の2019年発売された「オートクチュールショコラ」を食べた時には、
▽このような紙が入っていました。
テイスティング方法
- チョコレートを半分にし、香りを楽しみます。
- 一口目を口に含みます。
この時、目を閉じる(一つの感覚を無効にする)ことで、味覚や嗅覚をより感じることができ、鼻から空気を入れるとさらに香りを楽しむことができます。 - 常温水を飲んで、少し休んだ後、二口目を口に含み、目を閉じます。
- この二度目のテイスティングで、一層カカオの個性を味わうことができるでしょう。
ショコラティエが、こだわり抜いたフィリング(詰め物)なので、五感をフルに使って楽しみたいものです。
フィリングを知って味わうと、また別格なんです。
絵画を見る時もそうですが、何も知識を入れずに観に行くのもいいのですが、何も知らない素人がいきなり絵を見ても、理解できることには限りがあります。
ある程度知識があった上で絵を観ると、知識をベースにその上の自分の直感や、感じたものが浮かび上がってくるから面白さがあるのです。
それと同じで、フィリングも、何が入っているのか知った上で味わうと、面白さが全然、違います。
▽こちらは、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』の「ヴェルティージュ ショコラ(2019年限定アソート)」の「パッショネモン ショコラ -情熱的に-」
まず外側のデザインをじっくりと観察します。
右上から左下まで黄色のラインが斜めに入っています。
などと、考えてみるのもいいでしょう。
大抵は、中に入っている素材を意味していたりするものです。
半分にカットして、カットした断面をじっくり観察します。
中がどのような状態になっているのか、
何が入っているか、
などと、目で見える情報から、いろいろと想像するのです。
上にほんのり黄色いもの、下に白い板状のものが入っているのがわかりますね。
そして、食べてみます。
甘酸っぱ~い♡パッションフルーツの味がします。
「黄色の線は、パッションフルーツを表していたんだなぁ」と、わかるわけです。
サイズを図ったりするもの、他のショコラとの違いがわかるので、面白かったりもします。
サイズが違うだけで、食感なども全然違います。
たとば、日本人は、欧米人に比べ、骨格が小さく、そのため唾液が少ないと言われています。
そのため、口の中で噛んだり溶かしたりするのが、欧米人より難しいとも言われています。
そのせいか、"滑らかさ"というのが、日本人が美味しいと感じるセンサーに重要なポイントに。
だから、日本人は「生チョコ」のような滑らかさを感じられるチョコレートがが好きなのかもしれません。
パンも同じことが言えるのかもしれません。
硬いパンが多い欧米のパンと違って、生食パンなどのやわらかいものを好む傾向がありますよね。
プリンもそうです。
美味しいプリンの売り文句は、必ずと言っていいほど、なめらかさを強調しています。
日本の生チョコと、海外の生チョコとでは、大きさも味やなめらかさも全然違います。
▽こちらは、スイスの『ステットラー』の「パヴェ・ド・ジュネーブ」と言われ長年スイスの方に愛されてきた生チョコです。
日本の「生チョコ」発祥の店として知られる『シリスマリア』の定番の生チョコレート「公園通りの石畳 シルスミルク」と比べてみると、その差は一目瞭然。
比べるだけでも、いろいろな違いを感じます。
1ミリ違えば、違う世界が口の中で広がります。この差は大きい。
そういう違いを知るのも、楽しみ方のひとつです。
1ミリ単位で、そのサイズにしたには何かしら理由があったりもします。
▽こちらは、先ほどもご紹介した『アンリ・ルルー』の「ダマス」というショコラですが、
▽こちらは、日本バージョンですが、フランスバージョンは、厚さがちがいます。
フランスバージョンは、1mm違う4mmの厚さです。
理由は、割れたりしないようにするためです。
というか、そもそもの構造が違ったりもします。
フランスバージョンは、中が二重構造になっています。
二重構造だと、酸味が強調され、ガナッシュの味の後、酸味を感じ味の追いかけっこを楽しめます。
日本バージョンは、2重構造ではなく、ガナッシュの中にグレープフルーツジュースを入れて混ぜています。混ぜているから、一体感があります。
販売する国によって、ショコラの楽しみ方を変えているというのも面白いですね。
このように、2つにカットしたり、サイズを測ったりしているうちに、
と、自分好みのチョコレートがわかってきたりするかもしれません。
また、1口目食べた時と、2口目食べた時では、味の感じ方が変わってきます。
不思議なことに、1口目食べた時より、2口目のほうが、味がぐわぁ~っと口の中で広がったり、カカオの深みがぐんと増し、味に奥行きを感じたりします。
その違いも楽しめたら、より一層チョコレートが好きになるかもしれません。
阪急うめだ本店のバレンタイン催事で販売中のセパレーター
阪急うめだ本店で開催されているチョコの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」で、素敵なセパレーターが発売されていました。
▽『ル ショコラデュアッシュ』の「ワイルドカカオ ショコラセパレーター」です。
1個3,801円とお買い求めやすい値段です。
「貝印」とコラボレーションして作ったというこの「ワイルドカカオ ショコラセパレーター」。
スタイル、刃の厚み、刃先の鋭さなど、開発に試行錯誤を繰り返した自信作なんだそうです。
コンパクトながら、両刃使いで、ごく薄い繊細なコーティングでも、クリーミーなガナッシュでも、スパッと切れて、断面がみごとにでます。
▽こちらは、『ル ショコラ デュ アッシュ』のショコラ。
とっても繊細で、カットすると、
割れてしまったりします。
この外側の薄さも、技術があってこそなせる技。食べると、その繊細も納得。
でも、割れてしまうと、丹念に作ってくれているショコラティエに申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。
そういう時に、こんなセパレーターがあると、便利ですよね。
この「ワイルドカカオ ショコラセパレーター」の面白いところは、刃に、ミリ単位のメモリがついていて、コーティング何ミリ、ガナッシュ何ミリと、確認することができます。
切る時の感触で食感を想像する楽しみもあります。
このショコラの中はどうなっているのかなぁ…
カットしてみると、
などと、新しい世界が見えてきます。
このキューブ型のショコラの中も…
カットしてみると、
大きめのナッツが入っていたりと、驚きの連続です。
単にショコラを食べる楽しみだけでなく、見た目を楽しんだり、切り口で味を想像したりする楽しみを味わるだけで、何度でもおいしい。
「ボンボンショコラ」は、もっとじっくり堪能できるものなのです。
カカオポッドを思わせる持ち手も素敵です。
カットしようとしている目の前のショコラのむこうに、カカオ職人や、カカオづくりに関わっている方々の存在が見えるような…
そんなデザインです。
もう一つ素敵なボンボンショコラ専用ナイフがありました。
『パティシエエスコヤマ』の「チョコレート所作」です。
切る時の仕草までも美しく見せてくれる大人のための上品なナイフです。
チョコレートを切る行為をひとつの作法と考え、『チョコレート所作(syosa)』と名付けています。
これを使ってボンボンンショコラをじっくりと楽しんでみてもいいですね。
1個23,100円です。
ショコラ専用カッターって意外とないので、チョコレートが好きな方には喜ばれそうです。
阪急うめだ本店で開催されているチョコの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」の「ワールドチョコレートライブラリー」では、「~ボンボンショコラを解き明かす~」というテーマで、ボンボンショコラについて紹介しています。
ボンボンショコラを「ガナッシュやプラリネ」「ガナッシュ」、「プラリネ」、「トリュフ」の4つのテーマに分けて、展開しています。
新しい視点を手に入れることができるのも、わざわざ百貨店のイベントに行く醍醐味なのかもしれません。
ぜひ、会場に行って、チョコレートの知識を深めてみてください。
こちらの記事もどうぞ
▽『カカオサンパカ』の「ラズベリー」食べてみた♡
▽『デルレイ』のチョコ食べてみたハート
▽『ショコ オ キャレ』のキューブ型のチョコ食べてみた♡
▽『ピエール・マルコリーニ』のチョコ食べてみた♡
▽『レダラッハ』のチョコレート食べてみた♡
▽『ジャン=ポール・エヴァン』のチョコ食べてみた♡
▽『ブノワ・ニアン』の「オートクチュールショコラ」食べてみた♡
▽『ル・ショコラ・アラン デュカス』の「デクヴェルト」食べてみた♡
▽『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のチョコ食べてみた♡
▽『アンリ・ルルー』のチョコ食べてみた♡
▽『カカオサンパカ』の「レジェンダ」食べてみた♡
▽『Cru de M (クリュ デュ エム) 』のチョコ食べてみた♡
▽『エスコヤマ』の「ススム・コヤマズ チョコロジー2016」食べてみた♡
▽『LE CHOCOLAT DE H(ル ショコラ ドゥ アッシュ)』のチョコ食べてみた♡
▽『ステットラー』の「パヴェ・ド・ジュネーブ」食べてみた♡