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世界3大ブルーチーズ、フランス「ロックフォール」
「ロックフォール」は、真っ白なチーズの地肌に青カビの鮮やかな模様が美しいチーズです。
独特のピリッとした刺激と、クリーミーな味わいのハーモニーが楽しめます。塩分も多く、非常に個性的な味わいが特徴的です。
95gで821円でした。
青カビチーズの王様、「ロックフォール」
チーズ好きが行き着くところは最終、ブルーチーズ、といわれています。
その極めつけは、「ロックフォール」です。
「ロックフォール」は、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンとともに、 世界三大ブルーチーズと呼ばれています。
その中でも、2000年以上の歴史を誇り、"青カビチーズの王様"とたたえられているのが、 この「ロックフォール」です。
この世界三大ブルーチーズの中で唯一、羊のミルクを原料としています。 真っ白なボディに美しい青緑色のマーブル模様。 喉から鼻孔にツーンと突き抜けるような青かびの刺激と、クリーミーなチーズとが相まった印象強い味はチーズ好きを唸らせます。
ロックフォールの美味しい食べ方を探求
基本は、カットしてそのままワインと一緒に食べます。
バゲットやクラッカー、ドライフルーツと一緒に食べてもいいですね。
ハチミツと合わせてマイルドに
「ロックフォール」の風味がちょっとキツいなと感じたら、ハチミツをかけて食べると、刺激を抑えてくれ、まろやかになって、食べやすくなります。
ドライフルーツやジャムやナッツ、クルミなどを添えても合います。 パンならフルーツが入ったパンがおすすめです。
寒い夜は、ホットワインで温まります。ホットワインが少し甘いので、ロックフォールのクセを抑えてくれる(ような気がします。)
洋梨×ロックフォール
洋梨と合わせるのも、通の食べ方。
洋梨の上にロックフォールをのせて食べると、高級なデザートのようになります。
ロックフォールも、ゴルゴンゾーラと同じように、ハチミツをかけると、食べやすくなります。
白イチジクは、白ワインにも赤ワインにも合います。
プレーン×ロックフォール
プレーンとも合わないことはない。
ちくわ×ロックフォール
日本酒を飲むときに、ちくわと一緒に食べてみました。
ちくわの穴に、ナイフですくったロックフォールを詰めておつまみに。
どちらかというと、クリームチーズのほうが合うのではないでしょうか。
ロックフォールをちくわの穴に、全部詰めてしまうと濃いので、少しだけでいいでしょう。
冷蔵庫にあるもので、適当に組み合わせて試してみるのも面白いですね。
やっぱりクセがあるロックフォール
チーズの中でも別格の完成度と存在感を誇るロックフォールなだけに、強い個性があるので、苦手な方も多いかもしれませんね。
いろいろと食べているうちに、ある日、突然その美味しさに目覚めたりすることがあります。 それに、状態の良いものに出会えれば、案外、ハマるかもしれません。
「ゴルゴンゾーラはクセがある!」 なんて思っていていても、ロックフォールを食べると、ゴルゴンゾーラが異様に食べやすいと感じるようになったりします。 それくらい、ロックフォールはクセが強い。
ロックフォールの名前の由来
「ロックフォール」は「羊飼いが、フランスのロックフォール村にある洞窟に置き忘れたチーズに、偶然青カビが生えたのが始まり」とも伝えられる、フランス最古のチーズです。
このロックフォールを熟成する洞窟がある、ロックフォール・シュル・スールゾン村の名前に由来します。
羊乳で作られるシャープな青カビの風味
塩味がやや強く、刺激的でシャープな青カビの風味を味わえます。
羊乳独特のコクと旨味も感じられ、なめらかな舌ざわりが楽しめます。 けっこう青カビチーズ独特の風味が強いので、普通に食べたら、ズキューンと脳髄を打ち抜かれるような強烈な刺激を感じます。
さすがのチーズ好きでも、最初はキツめに感じるかもしれないですね。
青カビチーズ初心者がいきなり、このチーズを食べたら、ちょっとトラウマになったりして。
一方、青カビ好きの方には堪らない味わいで、こんなに香りや塩気は強いのに、食べるとスゥーっと溶けて無くなってしまうような触感に感動します。まさしく通好みの味と言えるでしょう。
ロックフォールの詳細
原産国/地方 | フランス/ルエルグ |
---|---|
風味 | 羊乳のコクと青カビ特有のピリッとした風味。香りもさ華やかな、味わい深いチーズ。 |
食べやすさ | ★☆☆☆☆ |
旬 | 年間 |
乳の種類 | 羊 |
乳脂肪分 | 52% |
よく合うドリンク | 甘口で濃厚な味わいの白ワイン、ソーテルヌ、またはポートワイン。 |
よく合うフード | 香ばしいナッツの味がチーズの強さにマッチするくるみ入りのパンなど。 |
ロックフォール・シュル・スールゾン村の洞窟
フランス南部、ミディ・ピレネー地方の荒涼とした大地の中に忽然と姿を現す巨大な岩山。 この山肌にへばりついたような人口700人にも満たない小さな集落があります。 その村の名前がロックフォール・シュル・スールゾン村です。 ここの岩山のこの洞窟で熟成したものだけが、ロックフォールと名乗ることができるのです。
「ロックフォールは」2つの偶然があったからこそできた。
その偶然とは?
まず1つめ。この洞窟に自然に存在していたチーズに最適な青カビ、「ペニシリウム・ロックフォルチ」がこの洞窟に自然に存在していたこと。
このカビ無しでは、「ロックフォール」は生まれなかったと言っても過言ではありません。
2つめが、「フルリーヌ」。
フルリーヌとは、洞窟内を流れる風のことです。 洞窟がある岩山のコンバルー山にはたくさんの亀裂があり、その亀裂から流れ込む外気がフルリーヌです。
そのフルリーヌのおかげで、洞窟の中にはいつも冷涼な風が漂い、1年を通して熟成に最適な湿度と温度が保たれます。
「ロックフォール」は、この村の洞窟で最低3か月熟成した後でないと、出荷してはいけないと決められています。
ロックフォールの旬は秋以降
「ロックフォール」の製造は、羊がミルクを出す冬から夏にかけてのみ。 その時期に作られたロックフォールが十分な熟成を経て美味しくなるのが秋以降です。
そういう訳で、ロックフォールは秋以降が旬のチーズと言われています。
ぜひ、ワインのおともに、お料理のアクセントに、パーティーにといろいろ試してみてください。
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