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アンリ・ルルーの2019年のテーマは地中海
「ルルーは地中海を巡る旅をプレゼントしてくれた」
そう評されたショコラが新作として発売されました。
これまでイタリアや日本などの旅シリーズを発表してきましたが、今回は地中海がテーマです。
温暖な気候と豊かな風土に支えられ、古くから東西の文化の交流地点として栄えてきた地中海。
地中海を起源とするフルーツやスパイスの風味を凝縮したチョコレートを味わってみてください。
2018年もC.C.C.アワードで「誰もが認める殿堂入りメゾン」を受賞した『アンリ・ルルー』。
ジュリアン・グジアン氏は、若いシェフにも関わらず、5年連続殿堂入りをして揺るぎない評価を得ています。
地中海をテーマに、6種類の新作ボンボン・ショコラを作っています。
地中海地方は柑橘系フルーツが多く、料理やデザートにスパイスが使われています。
どちらもチョコレートに合う素材です。
サロン・デュ・ショコラ限定詰め合わせを買ってみた
こちらは、2019年のサロン・デュ・ショコラ限定詰め合わせです。
地中海をテーマにした3種とペルー産のガナッシュが入ったアソートです。
手提げ袋はこちらですが、
お渡し用にもいただきました。
C.C.C.出品4種を華やかなレースのボックスで
地中海をテーマにした3種(ジャスミンとグレープフルーツ、アニスとレモンゼスト、キャラウェイ)、さらにペルー産カカオマスのガナッシュ入りのサロン・デュ・ショコラ限定詰め合わせです。
(4個入り ¥1,728 税込)
BOXのフタには、レースが施されています。
箱を開けると、4粒のショコラが入っています。
▽ダマス グレープフルーツにジャスミンが香るガナッシュ。
▽タンデム キャラウェイのプラリネとガナッシュにカカオニブを飾って。
▽リマ ペルー産 カカオマスのガナッシュ。
▽アナトリア
この4粒が入っています。
では、一つ一つじっくりみていきましょう。
タンデム
▽こちらは、タンデムです。
キャラウェイのプラリネとガナッシュです。
表面にかかっているのは、カカオニブです。
カカオニブは、大きいものや小さいもの、つやがあったりと1つ1つ違います。
▽裏はこのようになっています。
アーモンドにヘーゼルナッツを少し加えたプラリネに、キャラウェイの種を加え、グラインダーに何度もかけて滑らかな状態にしています。
二層にする場合、それぞれの厚さも計算されています。
素材の味や食感によって、口の中での感じ方や余韻が違うので、この「タンデム」の場合、プラリネとガナッシュともに3ミリです。
では、食べてみましょう。
ジャリジャリしているのに、ねっとりした食感。
アニスやミントに似た香りがあるキャラウェイは、種をつぶしていくと、さらにフレッシュな香りが表れてきます。
個性的なキャラウェイはガナッシュとプラリネの二重構造で複雑な味わいに昇華しています。
ダマス
▽こちらは、シリアの首都ダマスカスをイメージした「ダマス」です。
カラフルで目を惹きます。
アンリ・ルルーのショコラは、基本大胆な色を使っていないのですが、1つくらい色を入れてもいいかなというジュリアン氏の遊び心からきています。
裏は、さきほどと同じような模様です。残りの2つも同じようになっています。
カットしてみました。
こちらは、日本バージョンですが、フランスバージョンは4mmの厚さです。
フランスバージョンは、中が二重構造になっています。
二重構造だと、酸味が強調され、ガナッシュの味の後、酸味を感じ味の追いかけっこを楽しめます。
日本バージョンは、2重構造ではなく、ガナッシュの中にグレープフルーツジュースを入れて混ぜています。
混ぜているから、一体感があります。
では、食べてみます。
地中海の香りが溢れています。
ルビーグレープフルーツにジャスミンが香るガナッシュです。
ジャスミンティーをクリームにアンフュージョンし、ピンクグレープフルーツのピューレを加えています。
2口目は、なぜか塩気のようなものを感じます。
ジャスミンの風味が強くなりすぎないよう、アンフュージョンは短時間。
バランスをとるため、茶葉の量や時間を変えながら何度も試作したそうです。
ダマスカスの庭には、ジャスミンの花の香りが溢れています。そこから、インスピレーションを感じて作られたショコラです。
リマ
▽こちらは、リマという名のショコラ。
ペルー産 カカオマスのガナッシュです。
この赤い線はこのカカオを食べた時の印象からデザインされたそうです。
では、食べてみましょう。
キャラメルの甘さを感じます。
2口目は、またちがう味がします。
こちらも、味わったことのない香りがします。
異国の味が楽しめるショコラです。
アナトリア
▽こちらは、トルコの東側のアジア部分の名前をとった「アナトリア」です。
右上には、レモンイエローのものが飾られています。
レモンの皮を乾燥させたものを使っています。
アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネにアニス・シードとレモンの皮を加えたものが入っています。
食べてみると、まずサクサクとした食感を感じます。サブレが入っているので、カリカリというより、サクッとした食感のプラリネです。
通常、プラリネのサクサク感は、ナッツを砕いたサクサク感ですが、こちらは砕いたナッツよりサクサクしています。
最後の一粒で、爽やかな味になりました。このショコラ、レモンだけが爽やかさを生み出しているわけではありません。
アニスが優しい味わいをしています。アニスはハッカクのようなシャープな味がします。
アナトリアは、アニスの生産がさかんな場所。アニスの名産地なんです。
アニスは好き嫌いが分かれる素材なので、おだやかな味に仕上げています。
アニスとレモンのプラリネに、ブルターニュのアイデンティティであるフルール・ド・セル(塩)と砕いたサブレ・ブルトンも加え、ブルターニュも見事に融合しています。
そして、レモンの皮でフレッシュ感が加わっています。
地中海は柑橘類の栽培がさかんなので、地中海の感じが伝わってきます。
夏に地中海でバカンスを楽しむ光景が目に浮かんできました。
まさに、地中海に誘うショコラ。ぜひ、食べてみてください。
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ショコラのデザインについて
ショコラを作ってデザインを考えるのか?
それともデザインを考えて作るのか?
って気になるところですが、ジュリアン氏は形や模様から入ることはないそうです。
まず味ありき。
後からプレゼンテーションやデザインを考えるんだそうです。
たまに同時に降りてくる時もあるとおっしゃっていました。
たとえば、タンデムはプラリネ、ガナッシュ、表面はカカオニブってすぐにイメージしたそうです。
アンリ・ルルーのショコラ。堪能してみてください♡
ちなみに、先ほど紹介したショコラは、下記のアソートにも入っています。
コフレ メディテラネ
〈コフレ メディテラネ〉
「地中海」をイメージしたボンボン・ショコラ、新作6種の詰め合わせです。
温暖な気候と豊かな風土に支えられ、古くから東西の文化の交流地点として栄えてきた地中海。素材を大切にし、素材の魅力を最大限に引き出すことを得意とする「アンリ・ルルー」がお届けする「地中海」をイメージしたボンボン・ショコラ、新作6種の詰め合わせです。
モロッコの幾何学模様をあしらい「地中海」のオリエンタルな雰囲気を感じるパッケージ。
6種すべてを味わうことで「アンリ・ルルー」が地中海の旅へと誘います。
コフレ メディテラネ
税込3,132円
コフレ・アムール モナ
ブルターニュ地方に伝わる恋物語「モナ陸の少女」にのせて「アンリ・ルルー」よりお届けする愛とロマンを込めたボンボン・ショコラの詰め合わせ。
新作ショコラとショコラティエ・エ・キャラメリエ「アンリ・ルルー」ならではのボンボン・ショコラを中心に詰め合わせています。
「女性らしい可愛さ」や「華やかさ」をブルターニュの民族衣装にも施される刺しゅう柄で表現し、温もり溢れる美しいパッケージの中にはブルターニュの島に住む少女と海に住む王子が、陸と海を越えて結ばれる物語を忍ばせています。
コフレ・アムール モナ(4個入)
〈コフレ・アムール モナ(4個入)〉
コフレ・アムール モナ(4個入)
税込1,728円
コフレ・アムール モナ(11個入)
〈コフレ・アムール モナ(11個入)〉
コフレ・アムール モナ(11個入)
税込4,536円
\ 素敵なチョコが勢ぞろい♡ /