白カビと青カビを堪能できるカンボゾーラ
「カンボゾーラ」というドイツのチーズがあります。
お店によっては、カンボゾラと表記されることもあるでしょう。
青いパッケージが目印です。
ブルーチーズは青いパッケージに入っていることが多いです。
百貨店などのチーズコーナーでは、大きくカットされているもの多いのですが、小さくカットされているお店もあります。
こちらは96gで638円(税抜)
断面を見ると、青カビらしきものがうっすら見えます。
ブルーチーズ初体験
ブルーチーズが初めてという方におすすめなのが、このカンボゾーラです。
フォークですくってそのまま食べた時の最初の印象はきっと、 あまりのしょっぱさに、「美味しい」などと言う言葉は出てこないかもしれません。
パルミジャーノレッジャーノなどの固いハードチーズや白カビ系を食べる時は、そのまま食べることも多いでしょう。
カンボゾラなどのブルーチーズをそのまま食べたら、とてもじゃないけど、そのままでは無理って方もいて当然。
ブルーチーズというものはだいたいしょっぱいものです。料理の時にも塩代わりに使えるほどの塩加減です。
ドイツで生まれたカンボゾーラ
このチーズは、ワインだけでなくビールにも合います。
原産国がドイツなだけに、ビールに合うチーズを作ってしまうのは納得。
ワインのおつまみに、サラミも添えてみてもいいですね。
レーズン入りのパンとの相性も良く、ドイツの伝統「プンパニッケル」たっぷりのせて食べるのが現地風です。
プンパニッケルはドイツ発祥の黒パンで、同じドイツ生まれの全粒粉で作る伝統的なライ麦パンです。
ブンパニッケルは焼き上げるのにとても時間がかかる事で知られ、型に入れてから短くても4時間、長い場合は20時間もの間、お湯を張ったオーブンで蒸し焼きにする必要があります。
水分が多く含まれ、もちっとした食感に仕上がります。また、カラメルを使用している為、甘さもあり、ライ麦粉の酸味も僅かに感じる事ができます。
ハムやスモークサーモンをのせて食べる事もあります。 プンパニッケルは焼いてすぐではなく、翌日以降の方が食べ頃とされています。
- 引用:パンの図鑑 -
ドイツのチーズにはドイツの飲み物と、ドイツのパンを合わせると間違いはない、という感じでしょうか。
他にも、北欧の「クネッケ」というライ麦パンも合います。
パンと一緒に食べてみると
プンパニッケルはすぐ買いに行けない時は、スーパーでレーズン入りのパンを買ってきてもいいですね。
これが、カンボゾーラの味なんだ!
パンと一緒に食べると、チーズのしょっぱさが緩和され、美味しく感じるでしょう。
一口食べた時には、しょっぱさだけにしか注目がいかなかったのですが、実際は、とてもなめらかでクリーミーで、食べやすい。
乳脂肪分はけっこう高いのですが、その分、マイルドな味わいが口いっぱいに広がります。 白カビチーズのマイルドさに、程よくピリリと青カビがアクセントとなっているのでバランスがいいんですよね。
確かに、青カビの刺激はほんのり感じますが、そこまでクセはありません。 青カビチーズの初心者でも、食べやすいチーズです。
カンボゾラについて
このカンボゾーラはドイツのバイエルン地方で作られる白カビタイプに青カビを入れたもので、フランスのカマンベールと、イタリアのゴルゴンゾーラの名前を合わせて「カンボゾーラ」と名付けられました。
表面は白カビに覆われていて、中のほうは柔らかい。断面をみると、青カビが少しだけ散らばっているのがわかります。
まさに、白カビチーズと青カビチーズのいいとこ取りをしたようなチーズです。
1つで2度美味しい。これが、人気の秘密でもあります。
マイルドな口当たりがクセになり、何度もリピートしまいたくなります。
ブルーチーズを始めて食べるなら、クセがなくて食べやすいカンボゾラはおすすめです。
カンボゾーラの詳細
原産国/地方 | ドイツ/バイエルン |
---|---|
風味 | 青カビの個性をクリーミーさで包み、やさしいか穏やかな味わいで食べやすい。 |
食べやすさ | ★★★★★ |
旬 | 年間 |
乳の種類 | 牛 |
乳脂肪分 | 70% |
よく合うドリンク | 同じ産地同士の組み合わせ、爽快な酸味のドイツ・モーゼル。 |
よく合うフード | プンパニッケルや、香りとコクのあるライ麦クネッケ。甘味を渋味のある赤葡萄や柿。 |
フルーツと一緒に食べるのもオススメで、中でもりんごとの相性は抜群。
機会があれば、ぜひ試してみてください。
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